2022年7月12日 / 最終更新日時 : 2022年7月12日 SugimotoChieko 万葉の花 万葉の花々(13)~さきくさ1(ミツマタ)~ 万葉歌人・柿本人麻呂が詠んだ和歌 春されば まず三枝さきくさの 幸さきくあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹 (『万葉集』10巻-1895) 現代語訳:春になればまず咲き出す「サキ」クサのように「幸 〔さき〕」く […]
2022年7月12日 / 最終更新日時 : 2022年7月16日 SugimotoChieko 万葉の花 万葉の花々(12)~卯の花(ウツギ)~ 《万葉歌》 卯の花も いまだ咲かねば ほととぎす 佐保の山辺に 来(き)鳴きとよもす 大伴の家持(巻八ー一四七七) (現代語訳:卯の花もまだ咲かないのに、時鳥(ほととぎす)が佐保の山辺にやって来て鳴きたてています […]
2022年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年7月11日 SugimotoChieko 万葉の花 万葉の花々(11)~思い草・ナンバンギセル~ (万葉集) 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今更々に 何か思はむ (巻十 二二七〇) (読み:みちのへの おばながしたの おもひぐさ いまさらさらに なにかおもはむ) 現代語意味 […]
2022年7月10日 / 最終更新日時 : 2022年7月10日 SugimotoChieko 万葉の花 万葉の花々(10)~梅~ 万葉の花々10《梅》 *「春されば まづ咲くやどの 梅の花 ひとり見つつや 春日暮はるひくらさむ」 ~山上憶良やまのうえのおくら~ 現代訳「春が来れば一番に咲く庭の梅の花を […]
2022年7月9日 / 最終更新日時 : 2022年7月9日 SugimotoChieko 万葉の花 万葉の花々(4)~秋の七草:あさがほ(桔梗・キキョウ)~ 万葉集に登場する「朝顔(あさがほ)」は、私たちが良く知っているあのヒルガオ科のあさがおとは違います。当時は、朝に咲くきれいな花を「朝顔(あさがほ)」と呼んだようです。桔梗(ききょう)、木槿(むくげ)などとする説があります […]
2022年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年7月9日 SugimotoChieko 万葉の花 万葉の花々(3)~秋の七草・なでしこ~ *万葉集第三巻:0408: 「なでしこが その花にもが 朝な朝な 手に取り持ちて 恋ひぬ日なけむ」 現代語訳「あなたが撫子(なでしこ)の花だったらなあ。そうしたら毎朝、手に取って愛でるのに。」 大伴家持(おおとものやかも […]
2022年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年7月7日 SugimotoChieko 万葉の花 万葉の花々(2)~秋の七草・葛(クズ)~ *葛は秋の七草のひとつに数えられるとともに、秋の季語として多くの俳句に詠われている。 原文: 我屋戸之 田葛葉日殊 色付奴 不来座君者 何情曽毛 「万葉集第十巻」2295 作者: 不明 よみ: 我(わ)が宿(やど)の […]
2022年7月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月29日 SugimotoChieko アーカイブ作品 万葉の花々(1)~秋の七草~・・・43号 【秋の七草】 秋の七草に選ばれている花は8月末から咲き始めます。これは旧暦の秋である7月~9月が、現在は8月末から11月に当たるためです。夏の終わり頃から咲く、紫や黄色などの愛らしい花々を […]