有用植物利用と健康(31)~月桂樹(ゲッケイジュ)・ローリエ~

有用植物利用と健康(31)~月桂樹(ローリエ)~

名前 月桂樹・ローリエ(仏)・ローレル(英)

葉、実は、それぞれ月桂葉月桂実という生薬名を持つ。

月桂樹(ローリエ)

 

分類 クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木。

雌雄異株であるが、日本には雌株が少ない。

収穫期 果実:10月頃
栄養素 ゲッケイジュ葉には強いアルコール吸収抑制活性が認められる。その活性本体は、α-メチレン-γ-ブチロラクトン構造を有するコスチュノリド(costunolide)などのサポニンであるセスキテルペン類であり、その作用機序として、胃液分泌の亢進や胃排出能抑制作用などが関与している

果実を搾って得られるローレルオイルは主に石鹸の原料として使われ、ニキビ・フケ・体臭等を抑える効果がある。

効能 浴湯料として月桂葉を布袋に入れて風呂に浮かべておくと、肩こり、神経痛、リウマチ、冷え症、腰痛、筋肉痛などの痛みを和らげたり、疲労回復に役立つ。果実は、日本薬局方アルコールやローションに1週間ほど浸した液が、頭髪の発毛・育毛剤として利用できる。月桂葉酒でも発毛剤として利用できる。
生育地 地中海沿岸地域の原産といわれ、日本へは明治時代に渡来し、関東地方から九州までの範囲で植栽される。
花 色 薄黄色
利用法 葉にはシネオールと呼ばれる芳香成分が含まれ、葉を乾燥させたものをローリエ(フランス語: laurier)、ローレル(英語: laurel)、ベイリーフ(英語: bay leavesなどと呼び、香辛料として広く流通している。カレーやシチューなどの煮込み料理に、好みの応じて1 – 3枚ほどのローリエが使われる
メモ 月桂樹(ローリエ)の葉は、フレッシュと乾燥のどちらを使えばいいのか?

月桂樹(ローリエ)に限らず、ハーブ類の葉は「フレッシュ」と「ドライ」のものでは、香りや風味がまったく変わります。月桂樹(ローリエ)は、乾燥した葉を使うのが一般的です。ただしフレッシュで使うのが間違いということではありません。月桂樹(ローリエ)の場合は、乾燥させると苦みがなくなりマイルドになるので、長時間煮込むような料理には、乾燥したものを使います。フレッシュの場合は、長時間煮込むと灰汁が出て苦みが強くなります。ただ、「おいしい」や「いい香り」など、五感を通じて判断することは、人によっての感じ方も違いますし、季節や日々の体調などによっても違います。まずは試してみましょう。

月桂樹(ローリエ)の乾燥方法

収穫した月桂樹(ローリエ)を、ひと洗いして水気を取り去ってから、風通しのよい場所で乾燥させます。湿気の多い時期に乾燥させると、カビが出たりするので、天気が安定している湿度が低めの時期に作るとよいでしょう。保存は瓶に食品用乾燥材を入れるか、密閉袋などに入れて保存します。

*2001年、カゴメ株式会社総合研究所は、月桂樹の中に、血管を拡張する作用を示す物質が含まれていることを明らかにした。(人体への効果については検証されていないという情報もある。)

ソフィア

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