有用植物利用と健康(30)~桜(サクランボ)~
有用植物利用と健康(30)~桜(サクランボ)~
名前 | 桜(サクランボ) | |
分類 | バラ科サクラ属 | |
収穫期 | 5月~7月 | |
栄養素 | サクランボ:身体に非常に同化されやすい糖分(果糖)が豊富に含まれる。糖尿病の人も可。ビタミンAの前駆体であるカロチンもある。 | |
効能 | *風邪や湿疹、じんましん、咳止め、皮膚の炎症に効果がある。
*ヤマザクラの干した実はキノコ中毒によい。 *柄:利尿剤としてフランスでは有名であるらしい。(甘果桜桃の実の柄を使用) |
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薬用部分 | 樹皮・花・実
*特に外皮と木部の中間にある内皮の薬効が高いといわれている。 |
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花 色 | 白・ピンク | |
利用法 | 花茶・花酒、料理。
煎じ薬:サクランボの柄(フランス) |
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メ モ | 日本を代表する花サクラ、数多くあるサクラの種類の中でも主にソメイヨシノ、ヒガンザクラが薬用として利用されている。
*料理:花や葉は塩漬けにする。(桜湯:桜の花の塩漬けを白湯に一輪浮かす) *花茶の作り方:雨上がりの朝方、八分咲きの木の下に行き、花粉をこぼさないようにそっと花を摘む。洋服箱の中に和紙を敷いて花を摘み入れ、日陰干しにする。5日くらい経ったらテフロン加工のフライパンに花を入れ、弱火でさっと火を通す。(1分くらいで手早く仕上げる。) *樹皮:フランスでは自然医学的に、解熱剤として、気管支用薬として、また利尿剤として使われている。オウトウ(桜桃)というのは、もともとは中国産のミザクラの漢名である。日本ではヨーロッパのサクランボまでこの名で呼んでいる。 ソフィア |