杉本 知瑛子(48号):無農薬野菜の栽培

   《無農薬野菜の栽培》

 

 杉本知瑛子(H.9、文・美(音楽) 卒)

無農薬栽培で植木鉢ならブロッコリーがいいよ、と教えられ作ってみたことがあります。

少し苗が大きくなると青虫の子供がいっぱいです。

ピンセットと割りばしで一匹ずつ取るのですが、毎日毎日青虫でいっぱいです。取っても取ってもキリがありません。

小さいブロッコリーの花は付きましたが、野菜というより単なる花、毎日の虫との格闘に農家は売り物にするために一体どれだけの農薬を撒いているんだろうと、恐ろしくなりました。

キャベツにしても、実家が能登の農家の人で田舎から送ってくる野菜しか食べない、という人もいました。何かのセールスマンでどこの人か忘れましたが、実家は農家で周りは全部畑や田んぼとのこと、そこの家では自宅用と販売用はきちんと分けて栽培していたそうでした。

自宅用は農薬少量、販売用は農薬たっぷり、キャベツなんかは巻が増えるたびに農薬散布だそうで、それを毎日見て過ごしていたので、大阪の市販のキャベツは食べることが出来ない、と話しておられました。

そういえば、昔ツクシ採りに案内してもらった時でも、案内の人が田んぼの畔にできているツクシは、毒の塊だからダメ、といって山の上の方の小さな田んぼや畑のところまで案内してくださっていました。

その土地に住んでいる人は、どんなに農薬をまいているのか見ているので農家でなくても分かるようです。野菜を毒と決めてかかる人もいます。

 

果樹でもそうです。昔しだれ桃を植えていました。花笠音頭のような派手できれいな花の後に小さな実がなって、それが熟すととても甘くなります。

でも自然のままでは実の中に虫が住みついているので食べられません。果樹販売の農家は苦労してられるのだなあと・・・

家庭菜園用のレモンの木も植えたことがあります。一年目の春に葉っぱは虫に食べられて枯れてしまいました。

無農薬栽培として高額で販売していてもそれが本当に無農薬なのかと?です。自宅の場合数本の虫取りでも不可能なのに、販売用の大量の木々では・・・

全てがハウス栽培となりAI管理のもと生産される食物。

野草・雑草はもう自然の最後の砦なのかもしれません。

______________________________________《参考資料:植物の無農薬栽培は可能?》
「ナス農家は大変です、チョット葉が触れただけで、そこを起点にナスの表面に茶色の傷がついて売り物になりません。

その為に風の当たらないように、ビニールハウスでの栽培に成るのですが、ハウス内で農薬を散布するので、それを吸い込んで仕舞って体調を壊して仕舞う人が多いのです。

白菜 キャベツは、特に虫がつきやすく、いくら「無農薬」を謳っている店で有っても???

有機栽培についても、本当に有機肥料だけで栽培しているかは、神のみぞ知る、です。

白菜農家は,苗を植え付ける時に土壌に農薬を混ぜ込んでいます、つまり地上部に農薬散布することなく,根から薬剤を吸い上げている訳です。

まあ、無農薬・有機を売り物にしていても、実際は減農薬で有機肥料「も」使用していると思うのが無難です。

正真正銘の野菜を口にしたければ、自分で栽培するしかないと言うのが、私の持論です。」

以上《参考資料》の文は、山仲春男氏のメールコメントより抜粋させて頂きました。

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小さい時一人遊びが好きだったので自分用に小さい区画に咲いている水仙の花を自由に切り取ってもいいと与えられた場所は、気味の悪い虫などがおらずいつもその場所で 一人ままごとをしていました。

大人になっていろんな植木を買い込んできて楽しむようになっても水仙はなぜか根付きません。

水仙は毒草だからミミズも近寄らないのかも、と思いながら植木鉢の花の植え替えをするときは大きな虫の幼虫に逃げまどっていました。

現在テレビでカブトムシの幼虫をよく放映していますが、それにそっくりなのでもしや?と思ってしまいます。

当時買ってきていた土や腐葉土の中に卵が入っていたのでしょう。悪い虫だと思って冷や汗をかきながら必死で退治していましたが、それは健康ないい土の証でした。

そうこうするうちに便利な農薬を教えられ、土に撒くだけで花や葉に殺虫成分が吸い上げられ虫が寄り付かないという薬でした。

これで虫の悩み解決と喜んで使っていたのですが・・・ハーブに興味を持ち出すと、本には農薬不可という記述が何度も何度もでてきます。

その便利な農薬は鑑賞用のものしか使えないのです。

有機専用の農薬や化学肥料もありました。それらをいくら使っても有機栽培と認定される化学物質です。そういう農薬もハーブ栽培では禁止されていました。

 

ハーブ類は以外に虫が付かないのです。さくらんぼやイチジク・李も大きな植木鉢で植えていました。虫はイラガくらいで見つけたら枝ごと切って処分していました。台風で鉢植えは倒れるので大きな木は処分しましたが、おいしいものが食べられなくなってきわめて残念。イチジクと李は店で買おうとは思いません。マズイ!

パッションフルーツ(クダモノトケイソウ)も行燈仕立ての植木を買ってそのまま屋外に置いておいて翌年数個の実を収穫したことがありました。3年目は伸びすぎた枝を選定しすぎて・・・鉢が小さくなり冬に枯れました。

その時のパッションフルーツの味が忘れられず、お店で果物を買うのですが・・・まずい!熟れていない・・・

日本はもう南国並みに熱くなっているのですから、冬さえもう少し温度が上がれば南国フルーツの屋外栽培が可能なのにと・・・でも、夏は暑すぎる。

家の中ばかりでは不健康人間が増えるのみです。

 

「白菜農家は,苗を植え付ける時に土壌に農薬を混ぜ込んでいます、つまり地上部に農薬散布することなく,根から薬剤を吸い上げている訳です。」・・・前述のこの話には驚きました。普通は思います。きれいな白菜は虫のこないところで作っているのかと・・・だからハウス栽培なのだと。それは大きな勘違いのようでした。

虫も食べない毒植物を人間用に売っている?

致死量が違い過ぎるから食べてもOKなのか?

他の野菜類もそうなのかもしれません、あまりにもきれいな野菜ばかりなのですから。

「正真正銘の野菜を口にしたければ、自分で栽培するしかないと言うのが、私の持論です。」

まさに仰る通りです。家族が少なければプランター栽培で十分です。でも、土や肥料の混合をできる人がどれだけいるでしょう。手っ取り早く「野菜栽培用の土」など肥料混合の土を利用したら・・・売っている野菜を買っているのとおなじでは?

赤玉と鹿沼と腐葉土と油粕・・・重い袋を持ち上げて・・・大きなプランターでの栽培は年寄りにできる仕事ではありません。

小さなプランターで少しずつの家庭菜園、これこそがこれからの理想かもしれません。

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《参考資料:自然の防虫・ハーブや野草》

「子供の頃から。農家の実態を身近に見て育ったので、無農薬 有機栽培 については、懐疑的に成らざるを得ません。

しかし、それに拘っていては、都会での生活は出来ません。

いつだったか話したと思いますが、大学の同級生でニチレイの製造本部長をやってる人物がいました。

当時テレビでも報道されたのですが、中国か輸入の冷凍ホウレンソウに、食品衛生法で認められている農薬が見つかった事がありました。

彼の指示で畑から搬入される原料はトラック毎に、残留農薬をチェックする体制で管理していたので本件は随分ショックだったようで。

対策として米国産に切り替えを考え米国に出張、そこで判明したのは、発覚した中国産以上の残留農薬。

米国への産地切り替えを諦め、少々コストが高く成ってもやむなしと腹を括って、北海道の農場に飛び、候補地を調査。

通常国産品は余り検査を受ける機会が有りませんが、友人の話では、ショックな結果がでてこんな事なら、元の中国で管理体制を強化して生産するのがベストと考えて、結局中国での生産に逆戻りして、今日に至っています。

 

ハーブ類に虫がつかない話ですが、その通りです。

香りの強い物には虫が寄り付きません、香りの強い野菜、例えば「菊菜」には虫が寄り付きません。

花壇でもハーブ系を植えていると虫除け 蚊除けになります、マリーゴールドは花から独特の強い香りを放出し、根っこからも分泌するので、イトミミズ系等の土壌中の虫も寄せ付けないので、虫対策を目的に植えつけする人もいます。

養殖のブラックタイガー海老は、抗生物質を含む飼料を与えていますが、池上げの2週間前にこの薬を使用停止。

綺麗に海老の体内から抗生物質は消え去ります。農薬は濃度が問題ですが、抗生物質は濃度が薄くとも、含有している事自体が問題で、輸入検査で差し止められます。」

(以上の文は、山仲春男氏のメールコメントより抜粋させて頂きました。)

*追記

「虫除けハーブの件ですが。

この種の効果が期待出来る植物は「コンパニオンプランツ」と言われ、根から独特の物質を分布し、これと一緒に植えると、病虫害の繁殖を抑え、植物の根を侵す線虫被害を防ぐ効果がある様です。マリーゴールドは、コンパニオンプランツとして、植えている人が多いですね。」

(山仲春男:元神戸植物検疫協会会長・元全国植物検疫協会副会長:(兼務)元大手商社 食料部長=食品部長 兼 穀物部長)

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山仲様から頂いたメール文がとてもすばらしく、参考になりましたのでそれを資料として使用させて頂きました。

本文ご確認後、追記として新たにコメントも頂けました。深謝!

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