杉本知瑛子:45号:有用植物利用と健康(どくだみ)

有用植物利用と健康:どくだみ

                    杉本知瑛子(97、文・美(音楽)卒)

2022年1月よりウェブサイト「ハイム花の図鑑」に、「有用植物利用法」としてハーブや薬草の投稿を始めました。

2023年1月より「ゆきちくらぶ」の「万葉の花 Gallery」にも番外として「有用植物利用と健康」のタイトルで花の展示を始めました。現在展示している花々は全て私の家のプランターで何十年も植えて利用していたものばかりです。解説文も書物からの知識だけでなく、私の体験に基づいても記載していました「ハイム花の図鑑」からの転載文です。

効果・効能などは、実験当時私がまだ若く不健康体ではなかったため、実験そのものの効果は分からないことが多かったのですが、はっきりと自覚できたことも多々ありました。思い出深いそのような民間伝承の薬草や西洋のハーブ類など、まだハーブという言葉も一般的でなく欲しいハーブを手に入れるため苦労をして探し回った植物を取り上げていこうと思っています。

私の音楽(声楽)の師であった中川牧三先生から、いろいろなハーブや今でいう健康食品をレッスン後に教えて頂き、デパートの輸入品売り場へ直行したのもそれが西洋音楽を勉強している人間にとって、大げさに言えばそれも西洋文明を理解するためのもの、つまりは西洋音楽を理解するための一助になるとの教えと理解したからです。

現代では何の苦も無く手に入れられるハーブや薬草類、むしろ今では目にすることのない日本古来の雑草類が、昔のハーブのように貴重な植物になりつつありそうです。

今回はまず最初に一番人気の「どくだみ(十薬:ジュウヤク)」についての報告です。

 

名前 ドクダミ

ドクダミ

別名 十薬(じゅうやく)
収穫期 初夏
栄養素 デカノイルアセトアルデヒド:生の葉に含まれる悪臭で抗菌性を持つ。クエルチトリン:葉や茎に含有
イソクエルチトリン:花穂に含有
酵素の含有率は野草の中でもトップクラス。
効能 *解毒作用・健胃作用・整腸作用、糖尿病・動脈硬化の予防、脳卒中の後遺症・高血圧・便秘・蓄膿症・急性の湿疹・イボ・痔症・美顔作用・ニキビ・色黒の改善・アトピー性皮膚炎・おでき・タムシ・水虫・カイセン・虫さされ・・・*成人病の予防と治療:クエルチトリン、イソクエルチトリンからなる黄色植物色素の基本物質であるフラボン系成分が、血管、特に毛細血管が弱くなるのを防いだり、強化する作用を持っているため、上記成人病の予防と治療に効果があるとされている。

*老化防止:血管壁を強化し、毛細血管が弱くなるのを防ぐので血液の流れがよくなり、老化防止に役立つとされている。

*ドクダミ茶飲用による体質改善。

生育地 日本(本州以南):生命力が非常に旺盛なため、山野や荒地どこにでも生える。(日陰の湿った場所を好む。原爆後の広島に一番最初に生えた草がこのドクダミであったそうである。)東南アジアでは生でサラダで食べる。
花 色
利用法 *料理:若芽や葉を食用にする。(よくゆでてから充分・・・半日くらい水にさらしてから、おひたしや和え物、てんぷらにする。)*お茶:花が咲き切らないうちに採取する。干すことにより臭いはなくなる。動脈硬化の予防・急性腎炎・化膿性関節炎・高血圧(ドクダミにスイカズラや山帰来を加えると効果的である)。

*どくだみ酒:野草酒は野草茶を併用することで血液の浄化などの効能がさらに強化される。化粧水・ヘアートニックとして、また抗炎症作用や制菌作用があるので、ニキビ・吹き出もの・水虫・切り傷・虫さされにも効果がある。

メ モ ドクダミ酒・枇杷葉酒・ドクダミ茶等、野草酒と野草茶の作り方は、「ゆきちくらぶ」下記ページで掲載中です。

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有用植物利用と健康(11)~野草酒と野草茶の作り方~

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