ソフィアさんちのチルちゃんと僕(84)~世阿弥と福澤諭吉(3-2)~

「枯れ木に雪の花が咲いているよ。僕はニャンコだけれど冬景色は大好きなんだ。お外で遊びたくなってしまう。」

「雪が降る景色って幻想的ですものね。ソフィアさんだって朝雪が少しでも積もっていたら、お外に飛び出していたわよ。」

「花咲爺さんが枯れ木に花を咲かせたのも、きっと雪の花だよ。」

《2、〔老人〕:老人の役は、能の中で、至難至高のわざである。

~老人の演戯には、花がなければ、面白いところはない。~老人の立居振舞は、老年であるからといって、ただ写実的に腰や膝をかがめて、身体を折り曲げ、よぼよぼした感じを現したりしたのでは、花がなくなって、古くさい演戯になってしまう。~

老人の演戯というものは、全体をつうじて、ひとつひとつの動作を大事にして、しとやかに演じるべきである。ことに老人の役で、しかも舞を舞う、といった趣向(『老松』『西行桜』など)は、ことのほかむずかしいものである。

美しい魅力があり、しかも、老人に見えるといった、相反する二つの要素を同時に持つ工夫を、くわしく習得しなければならない。

それは、たとえてみれば老木に美しい花がさいたように演じることである。》

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