ソフィアさんちのチルちゃんと僕(30)~やさしいことはむずかしい⑤~

「あれっ!ソフィアさんが偉そうにしている男の人と歌ってるよ。」

「ヴェルディのオペラ『椿姫』第二幕の二重唱みたいね。ヴィオレッタが恋人アルフレードと幸せに暮らしている家に、突然アルフレードの父親ジェルモンがやってきて、二人の娘のために息子と別れるようにと・・・」

「だから男の人はふんぞり返って女の人に家族のための犠牲を要求しているんだ。女の人は恋人の家族のために、心変わりをしたように振舞う約束をさせられてしまうんだね。」

《5、楽器(人間の身体=ベルカント唱法の習得)がまだできていない時、その音楽の難易度を決めるのは楽譜の音符だけである。しかし、声としての楽器(ベルカント唱法)の創作と認識によりそれが表現方法となってくると、もはや音楽は楽譜に縛られるのではなく、身体筋肉の操作による共鳴や音色操作で、その音楽の想念を表現しなくてはならなくなってくるのである。

オペラなどはその音符の難しさやこけおどしのドラマティック性で多少の誤魔化しはきくが、このトスティのように簡単な音符では誤魔化しがきかない。

何の誤魔化しがきかないのか?

それはイタリア音楽の真髄、ベルカントという唱法の誤魔化しである。》

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.