有用植物利用と健康(27)~西瓜(スイカ)~

有用植物利用と健康(27)~スイカ(果物・野菜)~ 

スイカの種子と果肉には、カリウムという疲労回復や利尿作用がある成分を多く含んでいます。. 夏の暑さで疲れ切った身体に優しく、水分補給もできるため夏バテに効果があるフルーツの一つ。. また、むくみ改善効果も期待できます。. 多くの人が食べずに捨ててしまうスイカの皮には、血流改善や抗酸化作用のあるスーパーアミノ酸「シトルリン」が含まれているため、血流状態をよくしてくれる働きがあります。. シトルリンは他の果実にはほとんど含まれていない成分なのです。

◎日本の夏の風物詩である大好きなスイカ、その栄養と効能を調べました。

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1、スイカの栄養や成分 – 果肉や皮の有効な成分とは?

スイカに含まれている主な栄養のレーダーチャート

スイカに含まれている主な栄養素のレーダーチャート

 

エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 食物繊維 ナトリウム
37kcal 89.6g 0.6g 0.1g 9.5g 0.3g 1mg
カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛
120mg 4mg 11mg 8mg 0.2mg 0.1mg 0.03mg
マンガン ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2
0.03mg 69μg 0μg 0.1mg 0μg 0.03mg 0.02mg
ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
0.2mg 0.07mg 0μg 3μg 0.22mg 0.9μg 10mg

スイカ(生)の100gあたりの成分表(Tr:微量、-:未測定「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より)

スイカは全体の90%近くが水分のため、各栄養の含有量が少ない果物です。

炭水化物は果糖が最も多く、次いでブドウ糖です。糖類は果肉の中心部に多く、外側と比較すると2%ほど割合が高いそうです。

グラフ上には表示されていませんが、β-カロテンやリコピンは赤い果肉のスイカに大量に含んでいます。

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2、豊富な3種の抗酸化物質 – 効能はアンチエイジング、

スイカはβ-カロテンが豊富な果物です。それに加えリコピンやビタミンCといった栄養も含んでいます。

スイカのβ-カロテン量は、アンズやパッションフルーツと比べると劣りますが、果物類ではトップクラス、果物平均値とでは約5倍の差があります。

β-カロテンやリコピン、ビタミンC、この3つの栄養素の共通点は抗酸化作用。これらを含むスイカの効能では、老化や病気の原因となる活性酸素を抑え、がんや動脈硬化の予防が期待されています。

その他の効能では粘膜や皮膚を保護する働きもあるので、美白や美肌作りにも効果が見られます。シミやしわの予防、アンチエイジング効果など、すばらしい効能がスイカにはたくさんあります。

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3、注目の栄養素はシトルリン!

スイカはシトルリンやアルギニン、カリウムを含みます。この3つの栄養で期待されている効能は利尿作用です。

アミノ酸の一種であるシトルリンは、スイカから発見された成分で、メロンやきゅうりなどウリ科の植物に多い栄養です。

シトルリンやアルギンには腎臓の働きをサポート、水分代謝を促進してくれます。そして、尿を出やすくするとともに老廃物も排出する効能があります。

また、スイカの効能は、ナトリウムを排出するカリウム、シトルリンとアルギニンとの相乗効果によって、むくみの解消や膀胱炎、腎炎の予防に効果的です。

シトルリンは果肉よりも、皮の白い部分に多く存在する栄養成分です。

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4、夏バテや疲労回復の効能

スイカは90%以上が水分ですが、前述の栄養素の他にもミネラルやアミノ酸が豊富です。

さらに、ビタミンB1やビタミンB2、すばやくエネルギーに変わる果糖やブドウ糖など、多くの栄養をバランスよく含むので疲労回復に優れています。

夏バテや疲労回復の効能をより高めるには、スイカと一緒に塩分を含む食品と摂るのがおすすめです。これは、汗とともに流れ出てしまったナトリウムを補えるからです。

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5、シトルリン&カリウムのW効果 – 効能は血行促進

シトルリンの効能には、血管を広げ末端の毛細血管まで血流を良くしてくれます。これは、シトルリンが血管を拡張する作用のある一酸化窒素を増やす働きがあるためです。

そのため、夏でも冷え性に悩む方や、クーラーでカラダが冷えてツライという方にスイカはおすすめです。

また、シトルリンには血圧を下げる効能も注目されています。カリウムにも血圧の上昇を抑える作用があるため、シトルリンとカリウムのW効果で高血圧を予防します。

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6、 スイカの栄養は皮にもある。

スイカの皮の白い部分には、果肉の2倍もの量のシトルリンが含まれています。

この皮の白い部分は、塩もみやぬか漬け・梅和えなどにも利用できます。その他にも、炒めもの、かき揚げ、スープ、サラダといった利用法もあります。

最近の品種はこの皮の白い部分が少なくなってきてきていますが、ある程度の厚みがあるものは、ぜひ利用しましょう。

ソフィア

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