有用植物利用と健康(17)~すみれ(日本)~

有用植物利用と健康(17)~スミレ(日本)~

スミレViola mandshurica)は、道ばたでに花を咲かせる野草である。深い紫(菫色)の花を咲かせる。

地下茎は太くて短く、多数の葉を根出状に出す。葉は根際から出て、少し長めの葉柄があって、少しやじり形っぽい先の丸い葉をつける。

山間部の道ばたから都会まで、都会ではコンクリートのひび割れ等からも顔を出す。

*種類:日本には約50種以上のスミレがあるが、その殆どが食用になる。(スミレ、タチツボスミレ、オオバキスミミレ、スミレサイシン、ノジスミレ、などがよく食用にされる。ニオイタチツボスミレは毒性が強い)

*利用法:花酒は色がきれい。根はとろろにして利用する。お茶は花の咲いている時期に全草を採取し、日光に干し、花も葉もお茶にする。

山菜としても利用されている。葉は天ぷらにしたり、茹でておひたしや和え物になり、花の部分は酢の物や吸い物の椀ダネにする。花や葉は生でも食べられるので、サラダにはうってつけ。ただしスミレ科植物には有毒なものもあるため注意が必要である。

*注意:野草茶も花酒も飲みすぎると吐き気を催すので、飲みすぎには注意!とろろなど料理でも同様のため、食べ過ぎないこと。

*薬効:健胃整腸・関節炎や不眠症、便秘に効果がある。新鮮な生の葉は、患部にそのまま貼ると、腫れもの、打ち身に良く効く。オオバキスミレは滋養強壮に良く、病気に対する抵抗力を高める。

ソフィア  +936

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