万葉の花々:番外《春の七草3》~ゴギョウ

*万葉の花々:番外《春の七草3》~ゴギョウ

ごぎょう(御形) →   ハハコグサ(母子草)

若芽は食用になり、七草として粥に入れたり、餅に混ぜて草餅にする。また、薬草として咳止めや去痰の薬用にも利用できる。

春の七草でよばれるオギョウ/ゴギョウ(御形)は、幼苗のロゼットの部分を摘んで、他の具材とともに七草がゆに用いる。また茎が立つ以前の若苗を細かく刻んで、餅米の粉に混ぜ込んで、草餅、草団子をつくることができる。花がつき始めるころの草体は、葉の裏側の毛を除いて軽く茹でて、お浸しにして食べることも出来る

かつては3月の節句に若芽を摘んで、餅に入れて草餅にして、「母子餅」とよんで祝いに用いられていた草であった。もともと草餅は、香りづけや色づけではなく、餅のつなぎとして草が入れられたもので、そこで全体に細かな毛が生えていたハハコグサが用いられ、餅に絡まって粘りを出すために役立てられていた。ハハコグサを使った「母子餅」は雛祭りに欠かせないものだったが、「母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として、平安時代ごろから蓬に代わったともされているが、実際には、出羽国秋田や丹後国峯山など、地方によっては19世紀でも草餅の材料として用いられている。餅草がヨモギに変わったのは、江戸時代初期ともいわれているが、これには異説もあり、明治のころからヨモギを使うようになったとみられるとする説もある

*花期の地上部の茎葉には、フラボノイドの一種であるルテオリン・モノグルコシド、フィトステロール、硝酸カリ、カリウム塩などを含んでいる。カリ塩が約1%と多く含むことから、尿の出を良くする利尿作用、痰の切れを良くする去痰作用があると考えられている。カリ塩以外の他の成分も、前記の作用を補助していると考えられている

ソフィア

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