倶楽部便り:会員の近況報告・・・43号

倶楽部便り    〔会員の近況報告〕                 

                                2022、08、30

1、塩野 秀作(76、商卒、)       

6/09(木)~10(金)公益財団法人関西生産性本部の中堅企業経営委員会・中堅企業研究会共催で行われた福島県視察旅行(参加者9名)に参加しました。 東京電力福島第一原子力発電所・福島ロボットテストフィールドとミツフジ(株)福島工場を見学しました。

特に印象の強かった東京電力福島第一原発の見学について記したい。2011年3月の東日本大震災の際の津波による電源喪失によっての事故から11年が経過しました。

参加者は、まず廃炉資料館にて福島第一原発の現状について説明を受け、その後、バスで約20分かけて原発構内に移動。高濃度汚染水を浄化処理する多核種除去設備(ALPS)や林立する処理済み汚染水の貯蔵タンク群を車内から見学。水素爆発した2号機前でバスから降りて作業の様子を確認。これまでの取組みと現状、そして今後について説明を15分程受け、放射線量が所定の量に達したためバスに乗車し離れた。視察の最後には、プラスチック瓶に入った処理水にはトリチウムを除く放射性物質は含まれていず、安全性が高いことを強調されていた。見た目には透明で普通の水と変わらず、海水への放出しても大丈夫と思った。

見学の2週間前には、見学者の氏名、自宅住所の届けが必要で、当日見学前には、身分証明書として運転免許書をコピー後に見学し戻るまで、運転免許書を預けることになりました。不審者を所内に入れないための措置とのことでした。原発構内では廃炉作業に携わる業者、関係者約3,800名が働いているとのことでした。避難した住民で帰還した人は少ないが、工事業者やその関連で近隣の町村に住んでいる人は多いようだ。

東京電力は「復興と廃炉の両立」に向け、長きにわたる廃炉作業を安全最優先で着実に進めています。廃炉作業が順調に進むことを祈ります。

6/16(木)3年振りに日本香料協会定時総会・記念講演会を開催しました。総会はコロナ禍のため2年間対面開催出来ず、書面開催をしていました。対面開催できて出席者の皆さんも喜んでいたのが嬉しかった。

6/29(水)慶應義塾大学塾生家族連絡会(グランフロント北館コンベンションホール)にて

慶應義塾大学からの要請により大阪慶應倶楽部副会長として出席しスピーチを行いました。

卒業後に同窓会である三田会にどのように関わっていくことになるかをお話ししました。

スピーチ前に慶應義塾大学の山内慶太常任理事、扇原華恵課長とご挨拶。

7/02(土)慶應義塾大学BYBラグビークラブOB会理事会(三田キャンパス萬来舎)に出席。

副会長として出席。現役の状況や来年の90周年事業について話し合った。

7/15(金)大阪慶應倶楽部第92回創立記念祝賀会(シェラトン都ホテル)に出席。

山内慶太常任理事から「緒方洪庵と福澤先生」について講演していただいた。

7/25(土)認定NPO法人Homedoor(川口加奈理事長、谷野ちひろ広報部長)から感謝状を受け取る。

大阪から貧困をなくす活動をされていることに感動して不要な固形石鹸や継続的な寄付を実施することにした。大阪から貧困をなくすことに少しでも協力したい。

〔塩野香料(株)代表取締役社長〕

2、奥村 一彦 (80年経済卒)

この夏は前半がヴォランティアでかかわる行事で忙殺され、後半がゆったりとした休みになりました。諭吉、古代史、語学、残された時間で心ゆくまで愉しみたいです。
ところで、今年は森鴎外逝って100年の年です。鴎外モノがたくさん出回っており、私もいくつか買いました。
思えば、長い間鴎外を読んできて、大抵の作品は読みこなしたとちょっと自信を持っています。
鴎外を読むのはちょっと工夫がいるといいますか、注釈と辞書が必要なのです。鴎外はドイツ語が得意で、生涯翻訳を続けましたが、基本的には原文がドイツ語かドイツ語に翻訳された他言語が元の文学書類です。
しかし、小説などにはフランス語からの引用が6割から7割で、フランス語の辞書は必須です。もちろんドイツ語の辞書と国語辞典、漢和辞典があれば意味は正確にとれます。
鴎外の生涯は本当に苦しかったように見えます。結婚、家庭生活でもやや不幸で、軍医生活も鴎外としては不本意な職業だったのでしょう。文学的方面ではもちろん第一級の内容をもっていますが、果たして満足したかどうか。最後の史伝は相当気に入っていた様に見えます。しかし、病死しなければもっと自由に材料も書き方も追求できたのではないかと同情します。
〔弁護士:京都第一法律事務所〕

3、杉本 知瑛子(97、文・美(音楽)卒)

「先月末に夫婦で4回目の新型コロナワクチンを接種しました。最近になって、ワクチンの副作用についてのニュースがテレビで報道されました。

特に、幼児の毛髪が抜けてしまうという副作用に大きなショックを受けました。厚労省が、高齢者はすすんで受けるようにと言っていたので素直に従いましたが、娘たちは3回目から自重しています。
何せまだデータがない新型のウィルスなので、行政や専門家の見解をそのまま信じていいものかどうか微妙な問題です。一日も早く収束することを願うばかりです。」

今回は、某メルマガに掲載された上記編集後記を読んでの感想です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「お嬢様方は3回目からワクチンを自重されているとか。私は1回目から自重しています。

5年くらい後ならというより、社会生活の中で人と会わなければならない状況ならワクチンを打ったと思います。政府が言うように、ワクチンのリスクより自分や他人の安心のために。

最初の頃、専門家に近い情報が入る方のリポートを見る機会がありました。

ワクチンには否定的なご意見でした。ですがワクチンは接種されたので理由を伺うと、日本国内の他府県や外国に行くためには接種しないわけにはいかない、とのことでした。

私は幸い?面会謝絶に近いような生活が可能だったため、どのような副作用か分からない新薬のワクチンを打たずに過ごすことができました。(というより、足が痛くて接種会場へ行くのが不可能だったからでもありますが)

面会謝絶も限界かと思うようになった頃、政府の補助金も限界になったのか、全てが自由になりコロナによる規制がなくなりました。

当然、コロナの患者数が爆発的に増えだしました。今度はコロナをインフルエンザ並みに扱うという論議がされだしています。そうなれば今度は医療費や隔離費用の自己負担も生じるようで、隠れ患者も多くなり・・・ほとんどが自宅療養となり、重症化したときは手遅れで、初期の頃のように救急車の中で死亡というケースも出るはずです。

すると最近は保険所の激務を緩和するため、患者の人数のカウントを廃止するような・・・。

日本を含め世界中がゾンビやドラキュラの蔓延する映画の中の世界のようになり・・・・

ワクチンはこれからも開発が続くでしょう。ロシアンルーレットのようなリスクのあるワクチンでも・・・・

電話やパソコンだけでは社会は動かない・・・大勢のコロナ感染で物流も飲食業もスーパーも人員不足をどのようにしているのでしょう。

風邪なみの症状の軽い隠れ患者は病院にも行けず・・・働き続けるのでしょう・・・(そして菌を撒き続ける?)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「自宅療養期間が過ぎましたから」「えっ、コロナにかかっていたの?」「はい、でももう治り療養期間も過ぎたので大丈夫です。」

「マスクをしているからって人に移さないって限らないわ。室内には30分以上いないでよ!」

「はい、すぐ失礼します。」

「私がコロナになって入院したら(入院できたら重症)、クロ(ねこ)ちゃんの世話をする人間がいなくなり、悲惨な状況で死んでしまう。

当分の間、連絡は電話とメールだけにしてよ。私はワクチンを一度も打っていないのだから!」

自宅に訪問挨拶に来た営業マンへの何ときつい言葉でしょう。でもそれは本音です。一歩も譲れない本音です。長い付き合いの方だから本音をぶつけても・・・電話だけでもツーカーなのですから。

政府が何も対策を取らない限り、自分で防衛をしなければなりません。働いている方々への感謝とともに・・・高齢であることの、働かなくていいことの幸運にも感謝しながら・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

編集後記を読んで、ついグチが出てしまいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、ウェブサイト「ゆきちくらぶ」のお知らせです。

*「万葉の花」の公開を始めました。万葉集に出てくる花々を写真と解説(リンク)でアップしてみました。今回は「秋の七草」を会報にも掲載しました。万葉のきれいな花々はウェブサイトの一覧でご覧下さい。

*「Music Gallery2」では、誰でも知っている曲を入れて欲しいとのご要望に応え、「O sole mio!」と「帰れソレントヘ」の2曲を入れました。シューベルトからは『白鳥の歌』より「セレナーデ」です。だれでも知っている歌なので解説はほとんどなしです。

そして、シューベルトから「糸を紡ぐグレートヒェン」と、A.ボイートのオペラ『メフィストフェレ』より「この暗い海のなかに:グレートヒェンの死」の2曲を掲載しました。どちらもゲーテの『ファウスト』第一幕を題材にしたものです。

これら2曲はそう簡単に弾き語り演奏はできませんので、演奏公開日は未定です。

(体調と気が向いたらという録音ですので、まずは解説をご覧頂けましたらそのうちに演奏も・・・)

*「ソフィアさんちのチルちゃんと僕」・・・今回からは「交詢社」と「シューベルティアーデ」をとりあげました。最後まで読まれたい方は、「アーカイブ」に収納している本文をご覧下さい。

*「みんなのひろば掲示板」は必見です。塩野氏・白石氏・宮川氏・松村氏・山仲氏・・・お馴染みの方々の風景・蝶・昆虫・花の写真に、チルちゃんとクーちゃんが大活躍をしての紹介となっています。ここで時間を取られて肝心のサイト閲覧をお忘れにならないようご注意を!

〔元声楽研究家:杉本知瑛子ピアノ声楽研究所〕

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ウェブサイト「ゆきちくらぶ」メインページへはこちらからどうぞ:(yukichi-club.info)

「みんなのひろば掲示板」へはこちらからどうぞ:みんなのひろば掲示板 (yukichi-club.info)

「Music Gallery 2」へはこちらからどうぞ:Music Gallery |  ゆきちくらぶ (yukichi-club.info)

「万葉の花」へはこちらからどうぞ・・・・万葉の花 |  ゆきちくらぶ (yukichi-club.info)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトは reCAPTCHA で保護されており、Google の プライバシーポリシー利用規約が適用されます。