ソフィアの野草有効利用法(10ー1):キランソウ
春に咲くキランソウの花はとても鮮やかな紫色で、私たちの目を楽しませてくれます。また薬草茶としても人気もあり、さらに山野草として天ぷらや和え物などとしてエディブルフラワーとしても活躍するなど、さまざまな魅力があります。
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キランソウとは?
キランソウ(金瘡小草)は、シソ科キランソウ属の多年草で、道端などに生える雑草です。別名としてジゴクノカマノフタとも呼ばれます 。
この植物の名前の由来には諸説あり、はっきりしない部分もあります。一説には、ランに似た紫色の花を意味する「紫蘭草(しらんそう)」が転訛したものとされています。また、「キ」は紫の古語、「ラン」は藍色を意味するところから、花色から紫藍色に由来するという説もあります。さらに、茎を地面に伸ばして群生する様から、織物の金襴にたとえて「金襴草」と名付けたとする説もあります。
別名の「ジゴクノカマノフタ」は、根生葉が地面に張り付くように放射状に広がる様が、地獄の釜の蓋(ふた)に見立てられたものです。さまざまな病気に対して薬草としての効能から医者がいらず、「これで地獄に落ちないで済む」という意味や、「病気を治して地獄の釜にふたをする」という意味が由来だといわれています。また、医者が必要ないというところから、「イシャゴロシ(医者殺し)」の異名もあるのです。
キランソウは、春から初夏に紫色の小さな花を咲かせます。その花言葉は「あなたを待っています」「追憶の日々」「健康をあなたに」です。原産地は日本で、本州、四国、九州などで見られ、日当たりの良い場所や草地、土手、丘陵地などに生え、山里や公園でもよく見られます。
キランソウは、古くから民間薬として利用されており、鎮咳、去痰、抗菌などの作用が知られています。全草を乾燥したものを煎じたり、生葉が用いられます。また、高血圧や解熱、下痢止めにも効果があるとされていますが、これは民間薬的なものであり、漢方では使われないことに注意してください。
キランソウは、日本の自然や季節を表す季語としても知られています。
アジュガ(西洋キランソウ・西洋十二単)は、ヨーロッパを中心に分布するシソ科キランソウ属の多年草で、耐寒性が強く、どんな場所でも良く育つ丈夫な植物です。庭に植えれば手間いらずで育つところも魅力の一つです。アジュガは常緑で、日陰でも育つグランドカバーとして人気があります。乾いた場所よりもやや湿り気のある場所の方が美しく育ちます。よって、日当たりが悪く植物が育たないと諦めていたような場所でも育つ、庭の救世主ともいえる植物です。
アジュガは春になると低く茂った葉の間から花茎を直立させ、品種によって青や紫の小花を一斉に咲かせます。最近ではピンクや白の花色も見かけるようになりました。葉色の種類も、緑からライム色、ブロンズやピンクがかったもの、斑入りのものまでさまざまです。花と葉どちらも楽しめる、とても便利な植物です
*キランソウ(別名十二単・筋骨草)は、日本原産の植物で、和名では十二単(ジュウニヒトエ)とも呼ばれています。この花は、見た目が十二単に似ていることからその名前がついたものです。別名筋骨草。
以下に、キランソウの特徴と健康効果をご紹介します。
- 骨粗しょう症を予防する効果: 骨量の減少を抑え、骨粗しょう症の予防に役立ちます。特に閉経後の女性において、骨密度の低下を防ぐ効果があります.
- 関節痛の症状を緩和する効果: 変形性関節症の予防や改善に寄与します。また、グルコサミンと併用することで、関節の健康をサポートします.
- 関節の浮腫を予防する効果: 炎症性の細胞の発生を抑え、浮腫を抑制する働きがあります.
- 筋肉を増強する効果: 筋骨草を摂取することで筋肉量が増加し、疲労耐性のある筋肉の割合が高まります.
キランソウは、骨や関節の健康に良い成分を含んでおり、幅広い健康効果が期待されています。
(ただし、具体的な使用方法や摂取量については、専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめします。)
アジュガ(西洋キランソウ)は薬草としてはあまり知られていませんが、西洋の一部の伝統的な民間療法で利用されてきました。以下はアジュガの一般的な用途です:
- 抗炎症作用: アジュガには抗炎症作用があり、関節炎や筋肉痛の緩和に役立つとされています。
- 傷の治療: アジュガの葉は傷口を清潔に保ち、治癒を促進するのに役立つとされています。
- 鎮痛効果: アジュガは一部の伝統的な薬草として、頭痛や生理痛の緩和に使用されてきました。
ただし、これらの効果は科学的には十分に証明されていないため、医療専門家の指示に従うことをお勧めします。
(アジュガを薬草として使用する際は注意深く調べ、適切な方法で利用する必要があります。)
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~AIに質問してみました。~・・・AIの回答には???でした。園芸店ではどちらもアジュガとかキランソウの名前で販売されていました。
漢方薬店での販売はキランソウ(乾燥葉)のみで、筋骨草との表示もありました。
学名は同じシソ科であっても別の植物であり、AIが混乱していることがよくわかります。
(正しくは「諭吉倶楽部」会報第50号投稿文を参照してください。)
(質問)キランソウとアジュガ(西洋キランソウ)はおなじものですか?
Copilot
キランソウとアジュガは別々の植物ですが、似た特性を持っています。以下にそれぞれの特徴を説明します:
- キランソウ:
- 学名: Ajuga reptans
- キランソウはシソ科の多年草で、日本を含むヨーロッパやアジアに分布しています。
- 葉は対生で、地を這うように広がります。葉の形は楕円形から卵形で、緑色や紫色をしています。
- 春に青紫色の花を咲かせ、花茎は直立します。花は密集して穂状になります。
- 庭のグランドカバーとして人気があり、日陰でも育ちます。
- アジュガ:
- 学名: Ajuga(キランソウ属)
- アジュガもシソ科の多年草で、ヨーロッパを中心に分布しています。
- アジュガはキランソウと同様に地被として使われ、耐寒性があります。
- 葉は常緑で、花は春に咲きます。花色は青や紫で、最近ではピンクや白もあります。
- アジュガは日陰でも育つため、庭の救世主として重宝されています。
簡潔に言えば、キランソウとアジュガは似たような特性を持つ植物であり、庭の美化や地被として活用されています。
~AIに聞きました。~
キランソウの薬効は何ですか?
Copilot
キランソウは、シソ科の多年草で、春に小さな紫色の花を咲かせます。この可愛らしい花は、薬草としても利用されています。
以下にキランソウの特徴と薬効をまとめてみましょう:
- 特徴:
- 茎は地を這うように伸び、濃い緑色で光沢のある葉をロゼット状に広げます。
- 花はシソ科特有の唇の形で、紫や薄い紫色をしています。
- 春から梅雨にかけて見られ、日の光を浴びてキラキラと輝きます。
- 花言葉:
- 「あなたを待っています」「健康をあなたへ」「追憶の日々」などです。
- 花びらが両手を広げて待っているように見えることから、「あなたを待っています」「追憶の日々」という言葉がつけられました。
- 薬効(効能):
- 解熱、下痢止め、鎮咳、去痰、健胃、高血圧を鎮めるなどの効果があります。
- 生葉のしぼり汁は解毒の効果があり、切り傷や虫刺され、やけど、湿疹などの患部に塗布されます。
*キランソウの飲み方
キランソウは古くから薬草(漢方)として利用されてきました。
花の時期に花、葉、茎を全て刈り取り、水洗いをしっかりしたものを天日干しにして乾燥させます。
10g~15gほどを細かく刻み、水から弱火で20分ほど煎じた物を1日に数回にわけて服用します。