白石8)『CherrieとSweetieのゴルフ対抗戦・人生模様』・・・11号

CherrieSweetie ゴ ル フ 対 抗 戦 ・ 人 間 模 様

               白石 常介(81、商卒:台湾三田会副会長)著

                                       9月下旬、角川出版より発売予定(日本にて)

 台湾三田会の白石常介副会長が、またまたかわいいCherrie君とSweetie君の案内によるご本を出版されることになりました。前回のご本は日本酒の専門書でしたが、今回はゴルフのお話ということで、やはりスポーツだめ人間には「あのかわいいチェリー君とスウィーティー君に又会える。今度は全面漫画での活躍の章もありなのですか?発売がまちどおしい・・・」と内容そっちのけでかわいいワンちゃん達との再会を心待ちにしています。

(ご本の内容説明は白石副会長様から頂いたメール文の転載とさせて頂きました)

諭吉倶楽部事務局:杉本 知瑛子

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 拙著の主旨~ より

ゴルフの教本と言われるものはたくさん出版されています。

そこではゴルフ理論の展開やルールなど、イラスト入りで詳細に解説されています。

確かにゴルフに興味を持ち実際にゴルフを行う方にとっては、最低限のゴルフテクニックの習得やルールへの理解も必要です。

しかし、ゴルフを職業的に行う方々でない限り、日々ゴルフをすること自体、時間も余裕も持つことができないのが一般的なのではないでしょうか。

私を含めそのようなごく一般的なゴルファーにとり、ゴルフはストレスをためる場所ではなく、日常生活の中で日々こりかたまったストレスを発散する場であるべきではないかと思っています。

ゴルフは一時でも大自然の中に心身ともに溶け込み、それを満喫しながら楽しんでプレーを行い、明日へのエネルギーを蓄積していく、そうあるべきです。

 

そこで拙著は、ゴルフとはいかに面白いスポーツであるのか、社会勉強、しいては人格形成にどのようにつながっているのか、また、利害関係を超越した学生時代の同級生、同窓生の貴重な存在、そして今は良き時代であることなど、ゴルフを通して体験できるさまざまな事象にスポットを当てています。

 

具体的には、台湾を舞台に年2回行われる大学OBのゴルフ対抗戦と題してOUT(高田氏、馬場氏、日吉氏、三田氏の4氏)とIN(大熊氏、複沢氏、田町氏の3氏)の特定の各1組にスポットを当て、プレーをしながら通常の会話とその裏に潜む心の声を面白おかしく伝えています。

また、ゴルフはある意味でその人の性格を反映し、会社を、社会を映し出している、そんな気がしてなりませんので、そのことについても触れています。

さらに、知っていそうで実はよく分かっていないルールを、キャディーさんと一緒に回る2匹のかわいい犬(ワンちゃん)にQ&A形式で解説してもらいながら、結果として和気あいあいとゴルフを楽しむことができるよう、物語風に仕上げています。

8章  今は良き時代~ より

 毎年2回、台湾で行われる大学のOBゴルフ対抗戦。

日々台湾にて業務を遂行し、日本本社からの無理難題にも文句を言わず対処している現役台湾駐在員。

久々の台湾で元気はつらつの元台湾駐在員。

台湾企業等でばりばり業務を行っている台湾の方々。

皆、年齢、業種は異なっても、この時ばかりは一致団結。

かつての学生時代をしのびながら、共にいい汗を流している。

現代社会にもまれて、この仕事はきついからやめよう、上司とうまくいきそうもないから職を変えよう、これは自分がしたい仕事ではないから別のことをしよう、などと思いを巡らすことも少なからずあるであろう。

 

しかし、仕事の選択どころか人生の選択すらできなかった不幸な時代もあった。

鹿児島県の南端にそびえる開聞岳はその美しい姿から薩摩富士とも形容されている。鹿児島の知覧基地を飛び立った特攻隊員が人生の最期に瞳に映る日本の風景であるこの山と対峙し、わずか20年足らずでの命の終焉に臨み、どのような思いで挙手の礼を捧げていたのであろうか。

 

「あなたの幸せを願う以外には何もない」、「あなたに会いたい、無性に」、「私の本来あるべき残りの人生をあなたに」、「今年のお盆は私の初盆ですね」、「命に代えてお国を守ります」、「お父様、お母様、先に往きます」...。

知覧を飛び立つ直前にしたためた若者たちのこれらの遺書の行間を、我々はどう読んだらよいのであろうか。

ごくごく普通の多くの若者たちが、未来の輝かしい人生を捨てて散華した。

自己の命に代えても愛する人を、家族を、国家を守るために。

 

はるか昔の戦時体制下の1943年10月16日。学徒出陣前に野球の出陣学徒壮行早慶戦が行われた。

当時の敵国であるアメリカ合衆国で生まれた野球に対しては、敵性スポーツとして軍部や文部省からの厳しい弾圧があった。しかし、ひとたび戦地に赴けば、生きて故郷の、学舎の土を踏むことはかなわないかもしれない状況下において、せめて最後に早慶戦を、と願うのは選手たちばかりではなかったはずである。

その意図を酌んでか、圧力を跳ね返しての強行試合、いわゆる“最後の早慶戦”が戸塚球場にて行われた。

そしてその5日後に当時の明治神宮外苑競技場にて出陣学徒壮行式典が挙行された。

選手たちの多くは戦場に行き、二度と戻ることのない若者も少なくなかった。

そのおかげで我々は平和な時代を生きている。

 

年2回平和裏に行われるこのOBゴルフ対抗戦。

結果はともあれ、この良き時代に生まれ、参加することができるだけでも幸せである。

 

「「 いま僕が白球を追ふこの園にかつて対空砲は並びき 」」 (小佐野彈 氏 作)

 

天国では先人たちがいつも我々を温かく見守ってくれている。

あの時代の先人たちの将来の分もともに精いっぱい生きる使命が、我々に与えられているのではなかろうか。

 

人生、何があっても頑張りましょう。きっと、きっと、良いことがありますよ。

白石 常介(81、商卒)

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