ソフィアの野草有効利用法(13):イタドリ茶

野草有効利用法:イタドリ茶

杉本知瑛子(1997、文・美 卒)

今年の春、野草関連のFBで驚くような投稿記事を見つけた。

イタドリ             イタドリの花

「現代の奇跡

薬草を研究して35年、信じられないような奇跡が起きていた。

それは雑草のイタドリであった。日頃はほとんど害草に等しい大型の草であった。だが此の雑草が痛みの疾患で苦闘する人々を救うかもしれない。

腰痛、坐骨神経痛、ヘルニア、リウマチ、変形性膝関節炎、筋肉痛、交通事故後遺症の痛み、痺れあらゆるものである。

奇跡が常に起きたのは根茎ではなく茎と葉であった。

茎葉を5月から9月までに取り刻んで乾燥させそれを日干しして乾燥させる。

これをコップ五杯の水で60分、または半量に煎じて食間に飲む・・・2週間

または比較的早く痛みが軽減し嘘のように消えていく。恐るべき薬草である。

何が効くのか、ほとんどわからない。薬理学的に生理学的に鎮痛作用のある成分は不明である。

まるで神がイタドリに宿っているように見える。

単なる鎮痛剤ではない。便が多少緩むほとんど副作用、毒性がないし、まさに驚愕の霊薬である。

そのまま放置しておき、枝木になってから刈り洗わず天日干しして殺菌して枝や葉っぱをバラバラにして煮出して飲むと痛みなど効能があるのに、特に痛みは、1度取れたところは、2度と痛まず治る。」

 

「虎杖は5月頃に枝木を切って天日干しして、枝木をバラバラにしてから一掴みホーロー鍋に入れてミネラルウォーターを鍋に入れ水から煮出します。それを飲みます。

皆さん、天日干しせずに、この時期(初春)に採り皮剥いて塩漬けにして食べる様ですが、私からすればもう、勿体ないと思う。

だって、そのまま数ヶ月置いて採り天日干しすれば、痛みが取れるし、1度取れた痛みは、2度と痛まないですから、身体の痛みが無くなりますし、コレステロール値も数値内になりますから、私は3年前に少しの虎杖を煮出して飲み今では身体の痛みは、ありません。

塩漬けせずに、枝木になってから採ると皆さんの身体の痛みが無くなるのに・・・」

 

「体の痛みとは?腰痛?ひざ?関節痛?どんな痛みにも効くのですか?」

 

「何にでも効きます。1つ1つ効き目あって痛みが取れますが、とにかく3日間集中です。お薬飲む水以外は煮出した虎杖を飲む。最初に利尿作用が有りますから、オシッコ出るからと言って飲まないと、痛み取れませんからね。私は、数年前に、私も加入しているグループ【・・・・の会】の方から虎杖の乾燥したものを少し送って頂いて飲んだら、それまで足が痛くて横に身体が動いていたのに、集中して飲んだ2日目に痛みが取れて前に歩けるようになり、腰の痛みはなくなりましたし、寝違いで首から肩にかけて痛かった所が痛み取れて、今は どこも痛みありません。今月70歳になりますが」

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延々と続くそのFBでのイタドリについての質問や各人の効能の公開に、まさかと思いつつもその効果が知りたくなり・・・

とうとうネットでイタドリの苗木を注文して育てることにしたのである。

今年の4月頃新芽がすでに葉っぱとなっている根付イタドリ2株をプランターと植木鉢に植えた。

市販のイタドリ茶は春の若葉を使ってあるがこのFBでの体験談ではどうも夏以後?の葉や茎を使っているようなので、初夏と晩夏の2回収穫して実験を試みることにしたのである。

6月頃花が咲いていた1株のヒョロヒョロのイタドリを8月頃に刈り取って窓際で乾燥させた。

強烈な暑さで水やり以外では外に出なかったので、取り入れたイタドリがつかいものになるかどうか全く分からない。

夏は水分をたくさんとるし加えて果物の水分も尋常ではないので、この時期にわずかなイタドリで実験する勇気はなかった。

そして9月に残りの1株の小さなイタドリも花をつけたので、それを収穫して実験開始のつもりである。実験はイタドリのお茶作りから始まる。

太陽干しをするのは諦めて室内乾燥で保存して、他の薬草と同じようにフライパンの弱弱弱火で火を通してお茶にすることにした。

結果:

*1日目

イタドリ茶はFBで言われていたような苦さはなかった。むしろいい香りで大変飲み易かった。わずかに酸味が感じられたが、それも意識しないと分からない程度でおいしさの方が勝る。

食事と共にイタドリ茶を飲んだのであまり普通のお茶との違いは感じなかった。

2度目には寝る前に残りのお茶を飲んだ。眠りにつく前に体中の血液が動き回っているような暖かさを感じた。

この感じは、天然高麗人参(サンサム)のひげ根を煎じて飲んだ感じと似ていた。手や足の指先まで血液が駆け巡っているような・・・だが心臓には何も変化はなく自然な眠りに・・・

*2日目

やはり食事と共に飲んだのだが、今回は胃も腸も暖かく血液が駆け巡っている。

イタドリ茶の味は昨日と同じく少しの甘味といい薬草の香りで大変おいしく飲みやすい。

食事と一緒なので昨日感じた僅かな酸味は全く感じなかった。

今回も寝る前に飲んでみる。

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